免疫はがんに何をしているのか?

最近、がんの治療に免疫を利用することが広がりを見せ始めています。実際、免疫を使ってがんを治療すると、初期のがんは言うに及ばず、これまで手の施しようのなかった末期のがんに対しても有効だったという例が多数報告されています。しかし、なぜ免疫ががん治療に有効なのかはあまりよくわかっていません。免疫機能が自己の分子でつくられているがん細胞を攻撃できるのかという問題は、医学界の中でもほとんど議論されることがないのです。免疫療法の有効性が確認された現在も状況は同じです。本書は、免疫の働きを長年研究してきた著者が、この難問にずばっと切り込みます。今までにない免疫とがんの関係を解説した本。ぜひご一読ください。






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