本書は婦人科病理領域における権威あるレファレンスである. 国際的に認められた専門家によって執筆され,それぞれの導入部分はすべて概論から詳説へと移行するよう構成されており,読者はすべての章で重要な情報に素早くアクセスすることができる. 1977年に初版が刊行されて以来,本書は婦人科病理学の定番タイトルとしての地位を固めてきた.すべての病理学者や研修医にとって欠かすことのできないレファレンスである本書の第7版は,徹底的にアップデートされ,1400以上のカラーのイラスト,参照しやすい表と22の改訂された章を収載している. また本書では1つのトピックについて,概論,病因,疫学,臨床的特徴,病理学的所見,鑑別診断,臨床的行動,治療を含むように編成されている.この明瞭な構成は本書のいたるところに適用されており,読者はあらゆる章の重要な情報に素早くアクセスすることができる. 本書は病理学者や研修医,ならびに産科医,婦人科医にとってゴールドスタンダードあり続けている.