ミルトン・エリクソンの催眠の現実

「ミスター・ヒプノシス」と呼ばれた偉大な心理療法家ミルトン・エリクソン。本書は、エリクソンと長年仕事をともにした共著者のアーネスト・ロッシの夫人であるシーラ博士が被験者になり、エリクソンから7回のセッションを受けた様子と2年後のフォローアップを逐語で記載し、それをエリクソンとロッシが後から説明し、各章の最後に課題と解説を掲載する形式になっている。「ユーティライゼーション」、「自明の理」、「リカピテュレーション」、「イエスセット」などの重要なキーワードを手がかりに、エリクソンの催眠ワークの全貌を余すところなく描き出した本書は、間接形式の催眠暗示テクニックを使った催眠誘導を学習するための最も優れた手引きとなるに違いない。






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