本書は、すべての医師の皆様に、「女性のミカタ(診かた)を少しでも知っていただき、女性のミカタ(味方)になっていただきたい」という気持ちで編纂いたしました。もちろん、専門的な診療は私たちが行わねばなりませんが、産婦人科疾患に全く気がつかなかったり、産婦人科受診を躊躇している女性たちの症状を聞き、専門的対処能力をもつ産婦人科につないでいただきたいと思っています。全く気がついていない、あるいは産婦人科に行こうかどうしようかと悩める女性たちの背中を一押ししていただきたいのです。(「序文」より抜粋)