認知症の人は多くを語らない。だが「普通」の人たちより、人間の生きるということの不思議をずっとたくさん体験している。その真実を手にしている。ある小さなデイサービスでの、認知症の人たちとスタッフとのかかわりから見えてくる、もうひとつのまなざし。