ポジティブな行動支援(PBS)とは、子どもの行動を理解し、それを踏まえて望ましい行動を促したり、望ましくない行動を予防したり止めさせたりする方法を見つけるための、問題解決のプロセスである。元々は障害を持つ方々や、問題行動を頻発する方々のために作られたものであったが、そのエビデンスを基にして現在では、より幅広くいろいろな場面で効果的に用いられている。本書を使って日常生活にPBSを取り入れながら、よりハッピーな親子関係を築けるように、というのが著者の願いである。