産後リハにおける腹部・骨盤へのアプローチ 腟・会陰部のケア,尿失禁,骨盤臓器脱,会陰・骨盤痛の予防のためのエクササイズ

産後の子宮や骨盤の変化にともなう、痛みや症状に悩む女性のケアに。  現在、産後の子宮や骨盤関連の女性疾患は多いにもかかわらず、治療の受け皿も限られるために産後ケアはほとんど行われていないのが実情です。日本では医療法上、産婦人科医に立ち合いもとで理学療法士(PT)が経腟・経肛門触診や骨盤のゆがみを施術していますが、米国では主にPTがこれらの産後の骨盤ケアを行っています。わが国においても、女性の社会進出や高齢化にともなう関連書やセミナーが増えるなど、ウィメンズヘルス理学療法が注目されてきており、PTと一部の助産師を中心に、米国の産後ケアを国内に導入する機運が高まってきています。  本書は、原著者の豊富な経験を元に、ウィメンズヘルスを専門とする理学療法士・助産師の患者指導に役立つよう、主な痛みの原因となりうる骨盤底筋のエクササイズやその他のエクササイズ法を数多く解説しています。高齢者女性の尿失禁など産後のケア不足に由来することが多い骨盤底ケアにおける唯一の臨床テキストとしておすすめいたします。






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