アルカロイドはその顕著な生物活性のため、さまざまな学問進展の「原動力」として注目され続け、医薬品開発の鍵化合物としても重要な役割を担っている。本書は生薬学、天然物化学、有機合成化学、生化学、薬理学、毒性学、創薬化学、分析化学といった各分野におけるアルカロイドの基礎的な内容から最新の研究成果までを盛り込んだ待望の成書である。アルカロイドの研究体系とその広がりを俯瞰できる。