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フロイト-クライン-ビオンを臨床的視点から創造的に読み解き、観察技法、臨床実践、分析理論をトレースしながらクライン派精神分析の系譜学を樹立する、ドナルド・メルツァーの精神分析講義。「第1部 フロイトの臨床的発展」ではフロイトの主著からクライン派精神分析へと続く糸口を探り、「第2部 クラインの症例リチャード」ではクラインの主著『児童分析の記録』の逐語的解説を試み、「第3部 ビオン」ではクライン派から出発して独創した精神分析理論の臨床的意義を定める。精神分析訓練生の前で開講された連続講義スタイルと、専門知識を備えない読者もクライン派精神分析の世界へと誘うトーンで、臨床家にして理論家としてのドナルド・メルツァーの冴え渡る魅力を体感できる貴重な講義録であり、メルツァー随一の大著にしてクライン派精神分析の最頂点。
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